シアトルは小雨。夏の此の地では、久しぶりに観る夏の雨です。
アラスカからシアトルへ、そしてサンフランシスコ。
昨晩は恒例のジム夫妻を交えてのフェアウェルパーティーでした。
生まれも育ちも異国で仕事柄もまるで違うのに、
何故これほど思索や思考のプロセスが合うのだろうと、
年月を重ねる中で不思議になります。
ジムとの付き合いも25年。
その時間の中で、何かの中心点を求めあっているのかもしれません。
ある意味、厳しい旅の記憶を共にし、
自然と向き合いながら交換する言葉が同じ軌道になっていくのは、
不思議なことではないのでしょう。
未来からの要請でこの旅がある。
猛烈な暴風も、個性豊かな熊たちとの邂逅も、
極北で出会う魅力的な人々との会話も、
きっと、未来の求心点に向けて積み上げられているのだと、
年毎に思えます。
では、その求心点は、何を理解し納得する到達地なのか。
しかし私という人間が何故この時代に存在しているのか。
その微かな信号に気づくきっかけになる。そう感じます。
あと5年くらいは、この旅を。そうジム夫妻と語りながら、
5年後のもっと気楽な旅をお互いに夢想しても、
やはり会話は極北の白熊やカリブーの大移動へと移り、
厳しい道程をどう詰めるかの話になっています。
根っから、冒険のような旅に惹かれるようです。
間もなくサンフランシスコへの搭乗時刻です。
ジムの笑顔に後ろ髪を引かれながらも、冒険キャップをボルサリーノに替えて、
沢山の笑顔が待つナパに向かうことにします。
2018年の夏旅第2章、楽しみです。