かつて幼稚園界では「経営」という言葉を使うことが憚れる時代がありました。「私たちは教育者であって、銭勘定をする経営者ではない」というお考えの先生方が過半数でした。そのような時代に、「これからの私立幼稚園の経営戦略」など言おうものなら、「君は戦争でも始めるつもりか」と非難されたものでした。
そんな頃に出会ったのが佐藤芳直先生です。経営とは人の営みであり、お客様と職場の仲間(同志)に喜んでもらうため、幼稚園児に語るように言えば「みんなを幸せにするためには、どうしたらいいか」を考えることです、と教えて頂きました。佐藤先生は「企業は最後の学校」と口にされます。新卒の先生方に対して、一般常識や教養は元より、何のために働くのか、我々は何のために生きていくのかを、正面から語り続ける大切さは、ますます重要性を増しているように思います。いくつになろうと学ぶことは楽しいです。私も「ねっ。知らなかったことを知るのは、楽しいでしょ」と語り続けてまいります。