おはよう。今朝の一言です。

ヴィジョンとロマン。

人間を駆動する大きなエネルギーです。

何の為に生きるのか、日々の営みの意味は何か、経営の目的は何処に在るのか。

ありありと描き、言葉にし、向かうべきゴールとベクトルを示すことがリーダーの役割です。

更に大切になるのは、そこにロマンはあるのかという事。

この時代、この国に、この才覚で生まれてきたのは、何故か。

命を生かしきり、何を遺すための一回限りの生なのか、自分の真の役割は何か？。

時に、そこまで思索の距離を伸ばして自分の命と向き合うことを大切にしなければ、自分の胸の奥にロマンの灯火が点る事は難しいと、思います。

何の為に、その一点はある。

しかしその言葉を自らの信念にまで高めるには、人間の根源的な、そして普遍的な存在意義まで問いかけていく必要がある。

SYの会議の場で幾度も皆に語っていますが、この時代、ますますそんな自問が大切なのだと気づいた、南魚沼研修の四日間でした。

良き魂ほど道に迷い、来た道を振り返り、自分の立ち位置を確かめようとするもの。

その時に道行きを共にする者は、共に立ち止まり、言葉無く寄り添う。

そして目的地の方角を指差し、歩み始める足音で、誘う。

そこにあるのは、道行きを共にする者への互いの信だけです。

今朝も深い霧が山々を覆っています。

墨絵のような美しさに、溜め息を漏らす一時でした。

自然は声もなく様々な心象を描き出してくれますね。

では、今日も一日ガンガン学びましょう。