おはよう。今朝の一言です。

遥かゴビ砂漠からやってくる黄砂。昔は西日本の春の風物詩でロマンチックな空想を掻き立てる存在でした。

中国との国交回復は、高校生の時のトピックで、シルクロードブームが同時におき、

夢中でNHKの特集に見入ったものです。ロプノール、ローラン。日本に西域の文化をもたらした

シルクロードに点在する遺跡の数々。飛来する黄砂に初めて指で触れたのは、島根県の松江です。

大学一年生の春旅の時、車に埃のように薄く積もる黄砂。あのシルクロードからの手紙か。

指で掬い、じっと見いっていた事を思い出します。偏西風の流れ、砂漠環境の変化、化学物質の

悪弊などの影響で、黄砂はすっかり悪者になりました。花粉症が国民病になり、黄砂も確かに呼吸器系に

とって大敵。空の濁りは、花粉か黄砂か。昔であれば春霞に風情を歌ったものですが、今は警戒情報。

時には隣国からのミサイルの影を探したり。時代の流れは、日々世知辛いものになりますね。

では、今日も一日ガンガン学びましょう！。