おはよう。今朝の一言です。

近代を造り上げてきた、基本的な思想は、民主主義、科学万能主義、ヒューマニズムでした。

その三本柱が、共産主義国家の巨大化と覇権主義、原発の暴走やコロナ禍、

そしてロシアによるウクライナ侵攻によって、幻想である事が明白になり、私たちの未来への不安を増大させています。

人間が頼るべき思想の根幹にあった宗教は、ヒューマニズムに適応し過ぎた結果、その偉大さを失っている。

国連は、一つの民族の危機に指針を示せても、解決はできないでいる。

世界の警察を自認していたアメリカは一国繁栄主義に閉じ籠り、自由主義陣営のリーダー役を果たせないでいる。

人間の未来への希望を支える思想は、果たして描き直せるのか。そもそも存在するのか。

混沌としたこの今を生きる私たちには、創造し直す役割があるのだと、心に刻まなければと思います。

震災から11年。確かに存在した絶望感。

美しい星空と仄かに火映に染まる東の空。絶叫のように響くサイレンとヘリコプターの飛び交う音。

私たちはこの震災を必然とできるのか、必要な試練だと発言できるのか、とことん考えた時間でした。

この今、必然にできたと、頷ける自分がいますか？。

どんな環境も出来事も、未来への道標にできる。

その覚悟を持って、思索を深めなければならないですね。

この地に生きるものとして、今日は人間の在り方を洞察する一日です。

この一日をより良く生きるべく、深く学びましょう。