おはよう。今朝の一言です。

二年ぶりの知覧。特攻会館に一歩足を踏み入れると、温かな息吹に包まれる、そんな心地がします。

特攻に出撃する若者たちは多く笑顔で操縦席に乗り込んだことでしょう。

整備兵が離れ、エンジン音に包まれ一人になった瞬間。

その刹那、心に広がる寂しさを思うと、胸が締め付けられます。

やがて歓声のなかを離陸に入り、車輪が母国の大地を離れる。

その寂しさは頂点に達したのではないか。

しんとした、静寂、永遠と思えるその一瞬。

やがて開聞岳を越えて、真っ青な海と空が視界に広がる時、心は一つに収斂していく。そうでしたか？。

何人か、馴染みになったその笑顔に語りかける言葉は、何時も同じです。思いは遂げられましたか？。

お陰様で、私たちは幸せな時を生きています。

日本は素晴らしい国へと、向かっています。ありがとうございました。

心の声を発しながら、一礼して資料室を出るとき、必ずまた会いに来たいと、思いが募ります。

歴史の彼方の声に、耳を澄まし、問いかけなければ、人間の芯はできないと、日々思うのです。

如何に生きるか、それは過去からの声に、未来を観ることの繰り返しなのだと、改めて教えられています。

今日は萩へ。時空を超えた旅を続けます。

では、今日も一日ガンガン学びましょう。