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2021-11-11

今日の一言 11.11

おはよう。今朝の一言です。

 

目で聞き、耳で見る。矛盾した言葉ですが、暗い部屋でデイブブルーベックを聴いていると、

 

最後にNYブルーノートで涙を止める事ができなかった一晩の奇跡が、ありありと蘇ってきます。

 

美しい軌跡で大地に落ちる紅葉葉を眺めていると、楽しげにこの一年の風との会話を聞かせてくれる時があります。

 

想像し思いを解放する時に、風景は雄弁に語り出す。幾度となく、経験したことです。

 

昨日、以前にも話をした、武雄神社の大楠が雨雲の彼方から呼ぶのです。

 

会いに来なさいな、お話ししましょう。読みかけの本を置いて、小雨のなか、クルマで向かいました。

 

武雄神社に着くと、雲がみるみる割れて、お日様が差しだして。

 

神々しい、そんな陳腐な表現では申し訳ない存在が待っていてくれました。

 

三千年の命。動くことなく、そこにあり続け、それでいて自由に時空を駆け巡る生命体。

 

言葉にできない瞬間は、確かにあるのです。

 

半時間ほど、大地のエネルギーを吸い上げ、そして天に昇らせる姿を目に焼き付けました。

 

何時も、この大楠は、一つの言葉をかけてくれます。生きよ!。雄々しく生きよ!。この時を自由に生きよ!。

 

一礼して戻り道につくと、青空は雲に覆われて、振り返れば大楠は静かにそこに立っています。

 

大樹との対話は、幻想でも、唐突無形な作り話でもなく、皆にも経験のあることでしょう。

 

大切なことは、畏れを持ち敬虔に向き合うこと。

 

森羅万象は、どんな時も、大事な言葉を私たちの心に語りかけてくれている。

 

改めてその実感にたち戻れる一時でした。

 

さて霜月も既に十日が過ぎて、秋は深まるばかり。生きている痕跡を残せていますか。

 

後悔なきように。

 

では、今日も一日ガンガン学びましょう。

投稿者: syworks 日時: 2021-11-11 | パーマリンク



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