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今年のゲスト講師は竹田恒泰先生！

講演テーマ「国体の本義 ― 私たちが未来に手渡さなければならない尊さとは。」です！

【略歴】作家。昭和50年（1975年）、旧皇族・竹田家に生まれる。
明治天皇の玄孫にあたる。慶應義塾大学法学部法律学科卒業。
平成18年（2006年）『語られなかった皇族たちの真実』（小学館）で第15回山本七平賞を受賞。
令和3年（2021年）第21回正論新風賞を受賞。
『日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか』『現代語古事記』など多数の著書を上梓している。
また、全国17ヶ所で「竹田研究会」を開催している。

  未来への恋文セミナー2022　佐藤芳直 特別インタビュー

  Vol.３ 私たち一人ひとりが考えたい“人間の尊厳”とは。

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例えばゼレンスキー大統領を見ていても、やはりリーダーというのはDoingよりもBeing、

つまり何をするかよりもどのような存在価値かということの方が大事だと思います。

ゼレンスキー大統領のこの一連の数か月間を見ていると、ひとつの言葉・ひとつの動作・ひとつの表情で世界を動かそうとしてきました。

これを例えば、AIにロシアと戦うべきか、ウクライナはどうするべきかを聞けば、

早く降伏してロシアの一部として存在した方がよいという合理的な答えが出てくると思います。

しかし今の社会は合理的な答えが万民に受け容れられるわけではなく、

色々なものを研ぎ澄ませた中で、守るべきものは何かいう事を根源的に教えられ続けてきた数十年を生きてきました。

ですから、ウクライナ国民も街の中に残って抵抗しようとする。

大変な犠牲が出ていますから胸が痛いことではありますが、それは人間としてどう在るべきか、

つまりBeingを大事にしようとしている人たちがいるということです。

そこに私たちは人間の尊厳ということも感じていると思います。

人間の尊厳というのは、良知に基づいてこうしたいという思いが自由に担保されている状態です。

一方、良知に基づいてこうしたいと思いを、「よしやって見ろ」、と担保してもらえる状況というのが人間の尊厳を活かす入口です。

まさに今、この世界史的な背景や時代がCOVID-19からBeyond CORONAに向かう中で、

私は全ての人が中心に置く価値観は“人間の尊厳”に向かっていくということを深く考えるべき時だと考えています。

例えば自分の子どもに対して、命より大事なものは無いと教える、それは間違っていません。

しかし時として、ウクライナの現状の様に命よりも大切なものが現われてくるのが世界なのかもしれない、そういうことも伝えていかなければならない。

その時に、子どもたちに国体・独立という言葉を使っても分からない。

しかし、例えば自分の友達がいじめられている時にそれを見て見ぬふりをすることは人間の尊厳としてあってはならないことなんだという教え方を今はしていないわけですね。

その人間の尊厳に基づいた発想や考え方・歴史も含めて、人間の在り方、つまり「哲学」から学ばなければならない時代だと思います。

これから先の時代、ますますCOVID-19のような困難は起こります。

ウクライナの問題は、あの地域の問題だけではなく、極東全体の問題になるでしょう。

そうなった時に、私たちは苦悩に対する能力をいかに高めるかが大事なわけです。その時の言葉を持たなければならない。

私は言葉の時代と言い続けていますが、その言葉を持つということの中に、やはりBeingというものが生まれてきます。

そう考えると、経営者や教師・教諭、あるいは他の職業の枠を超えて、人間として持つべき言葉・態度・未来像ということを皆さん方と語り合っていくことに私は大変興味を持っていますし、その語るべき言葉というものを今回の未来への恋文セミナーでは是非持って帰ってもらえればと思います。

佐藤芳直

■講座スケジュール

※１DAYオンライン受講は佐藤講座のみとなります。予めご了承ください。