おはよう。今朝の一言です。

野分。この言葉には、人間の様々な情を高揚させる韻が潜んでいるように、思います。

突然雲が低く垂れ込め、黒雲の合間から烈風が野を駆け抜けて行く。薄が原が狂おしく沸騰し、ざわめく。

人間の感情にもそんな野分時が、ある時突如押し寄せる事があります。

昔から、怒るとか責めるとか、そんな感情に乏しい子供だった様で、母には、もぞい、と言われ続けました。

もぞい、とは仙台弁で痛わしいとか、歯がゆいとの意味です。

何をされても、怒らず反撃を余りしない姿に、思わず母心から発した言葉でしょう。

父はなかなか激しい面があって、特に、努力を怠る人間、礼を失する態度には、激情を見せたものでした。

親子は何時か似てくるもので、そんな気風は備わっているのだなと、50を越えて自覚するようになりました。

日々の折々に、努力を怠ってはいまいか、礼を失してはいまいかと振り返る時が増えてきたように思います。

父から私に手渡されたこの感情はSYの基盤でもあると、感じています。

守るべき気風。グループのcommonにしなければと改めて思います。

温帯低気圧が東へと進み、東北から北海道は風が強い一日になるようです。

心を引き締めて、過ごしたいですね。

では今日も一日ガンガン学びましょう。