おはよう。今朝の一言です。
羽田を12時前に離陸したニューヨーク行ANA110便は、2時間ほどで夜の闇へと溶け込んでいきます。
東へ東へと夜を追いかけ追い付き、やがてアラスカ州カトマイのキャンプ地、そしてコディアック島の上空を飛び越える、その時。
不思議でならないのですが、必ず目を覚ますのです。

時空が交差し、テントの中で熊の気配を楽しんでいるいつかの私が、空に呼び掛けているかもしれませんね。
もう何度太平洋を超えたのか。空は億万の記憶を吸い込み、その一つ一つが星へと昇華していき。
そんな事を、子供の頃考えたことがあって、母が目を輝かせて聞いてくれた事を思い出します。

ニューヨークに到着する2時間ほど前、飛行機は朝に追いついて東の空がパステル色に染まり出します。

ニューヨークの新しい朝にまた出会って、昨日へのオマージュと新しい一日へのプレリュードが交差する刹那。
バッハの無伴奏が心の中に聞こえてくる、そんな気分を今日も味わえました。

ニューヨークは、この10年間で最も華やかな気配です。

さぁ、視察のスタート！、張り切ってクリスマスを待つ街に飛び出すことにします。

では、今日も一日ガンガン学びましょう。