おはよう。今朝の一言です。
サンフランシスコは海霧に包まれて、春先の寒さです。
この季節のサンフランシスコは、カラッとしたカルフォルニアの青い空か、はたまた夜霧のサンフランシスコか。
両極端に振れて、油断がならない土地柄なのです。

この海霧は時にナパまで入り込んで、大きな寒暖差をもたらしてくれます。
葡萄にとって大切な要素です。

欲望の極点から、人間性を求める大地へ。
今日からの視座は大きく変わります。欲望と人間性。
それほど簡単に二極化しては安易ではあるのですが、物事を簡略に対極化する事も大切な思考のプロセスです。

divide&ruleは欧米式発想のプロセスで、物事を要素に分解し、一つ一つを解釈していく。
その上で一つにまとめて、全体像を描き直すのです。

しかし、なかなかその全体像に命が吹き込めない事態が多発します。
会議でも伝えることですが、まずマクロに方向性を把握しそれをメンバーと共有してから、部分を分担する。
その時の密度がプロジェクトの質を決定づけると思います。

例えば、ニューヨーク・ツアーにしろナパツアーにしても全体的なテーマと物語性を決めてから、一日一日の行程や流れを考えていきます。
テーマと物語性を考えないでパーツから入ると、まとまらない何かしら物足りないツアーになってしまうものです。

さて、今日から始まるナパツアー。
どんな風の声を聴けるのか、楽しみです。
では、今日も一日ガンガン学びましょう。