おはよう。今朝の一言です。
セントラルパークの北東の空が朱鷺色へと徐々に染まって、
ニューヨークに今日がやって来たようです。

時差ぼけには強いたちですが、やはり東海岸に旅をする時は、長い睡眠は取れません。
そんな時は、思いきってエイヤ！、とベッドを抜け出すに限ります。
眠れない事実に怒ってみても、焦ってみてもなんにもならない訳で、正しい身体の反応に素直に従うしかありません。

海外にスタディ・ツアーの責任者として赴き出した頃は、時差ぼけに強い催眠剤で対応したり、寝酒に頼ったり。
正に時差ぼけと戦っていました。

バスの中ではマイクを離さず、ツアー中は参加者何人(なんびと)足りとも寝せないぞと、勢い込んでもいたものです。
35才を過ぎる頃、海外でも在るがまま、自然体でいることのコツを掴んだような気がします。

アメリカを通して、日本の未来を観る、更にその先に人間の未来を予見し目の前の事象と統合する。
こう書けば何だか屁理屈に感じるかもしれませんが、海外のツアーは視座をとことん高めなければ、単にアメリカ合理主義に人間を歪曲し合わせてしまいかねないものです。

コツとは昔「骨」と書きました。
つまり表面的事象ではなく、奥に在るその実態を掴むという意味です。
そう考えると、このアメリカほど人間の未来を「骨」として語りかけてくれる場はありません。
欲望という外観を解体して骨を掴むプロセスを踏めば、近未来の実相がありありと、観えてきます。

ニューヨークツアーも最終日。
マンハッタンの喧騒に包まれた街角をひょいひょいと歩きながら、人間の未来へと旅をする時間にしますね。

では、今日も一日ガンガン学びましょう。