おはよう。今朝の一言です。

何時かはと思っていましたが、七月末で銀座山野楽器からCDの売場が消えます。

時代の流れは思い以上に迅速で過去からの喜びを、過去の記憶に変えていきます。

レコードからCDに。その変化は正に新しい時代を感じさせるものでした。

旅にLＰレコードとターンテーブルは持っていけない。でもCDとプレイヤーなら。

その進化は生活スタイルを変えてくれるものでした。

出張に持っていく10枚のCDを選ぶことは人生の小さな喜びで、一つの旅をこころの旅に変えてくれるルーティンでもありました。

CDとプレイヤー、スピーカーを持ち歩く時代ではありません！、だいたいこんな重いものを出張の度に持ち歩いていれば身体に悪いですよ！、と温かい提案をしてもらったことも再三でしたが、

ホテルに着くや音楽環境を作ることは意外と楽しいものなのです。

もちろんCDルーティンは変わらないでしょうが、非合理に耐える喜びは大きく制約される時代なのでしょう。

真の合理とはなにか。その自問無く、なし崩し的に利便性をただ求めることは、正しいとは言えない。

心の奥深いところに呟く誰かがいます。

所有する覚悟とときめき。

それも人間の喜びの本質なのにな、そんな老兵の一言を残して、山野楽器に別れを告げてきました。

さて、合理と非合理の狭間にある真をとことん求める学びがSYの強みでもあります。

ひとつの事象のなかに、善を考えてくださいね。

では、今日も一日ガンガン学びましょう！。