おはよう。今朝の一言です。

北陸新幹線の敦賀開業まであと僅かとなり、
北陸本線の沿線はにわか鉄ちゃんで、賑わっていました。
伝統あるサンダーバードも、しらさぎも新幹線開業の日に、姿を消すからです。
加賀温泉駅で、乗車予定のしらさぎを待っていると、
貨物列車と下りサンダーバードの行き違いのシーンがあって、
これは撮っておきたいなとホームの先端に向かうと、
ぞろぞろ10名ほどのにわかが、付いてきました。
きっといつの日か、子や孫に自慢する一枚になったことでしょう。

鉄道は、日本人の郷愁とときめきの対象そのものでした。
すべての鉄路は憧れの東京へと続いていて、花の東京で故郷を思う人々には、
懐かしの故郷へと続く望郷の鉄路でした。
啄木は上野駅に、故郷のなまりを聞きに行き、宮沢賢治は遠い機関車の汽笛に、
大空を迷宮へと駆けていく銀河鉄道を想いました。
この時代でも、一億総鉄ちゃんと言い続けているように、
東京駅や大宮駅の新幹線ホームはディズニーランド状態です。
鉄路の果てに私たちを待っているはずの風景に、思いを馳せる。
それも日本人らしい、情の世界ですね。

インバウンドの決め手にもなりつつある日本の鉄道。
何時までも、私たちの憧れの鉄路でありますように！。
では、今日も一日ガンガン学びましょう。