おはよう。今朝の一言です。

民族の文化は、どんな環境に置かれても、百年程度では変わり得ないものだと思います。

日本の社会においても、互譲互助の精神は社会の所々に観ることができます。

欧米化が加速度的に進み、文化の拠り所が崩れるその刹那、自らの原点に戻る復元力が、

社会の潜在的エネルギーとして沸きだすか否か。そこに民族の未来が懸かるのだと、

この数日で心に刻まれています。過去を灰色の否定的歴史観で語ることは何よりも、容易なことです。

歴史の検証や類推には、大きなエネルギーが不可欠でもあります。

そのプロセスには、現世では見返りはないのです。だからこそと、この数日思います。

有意の人間たちが草の根的に私たちの歴史を検証し続け、

継承していかなければならないのだと。南シナ海からの風を受けて、暫し自問の時間を得るなかで、

古人たちの声がより強くコトバとして心に迫ってくる。そんな一日を過ごしました。

人間とはなにか。その自問でもあったと深夜、漁り火の群れを見ながら思っています。

私たちの使命。とことん考える集団でいましょう。間も無くこの地を離れ、

ホーチミンから帰途に着くことにします。沢山の自問をお土産に。待っていてくださいね！。

では、今日も一日ガンガン学びましょう。