2022-5-12
今日の一言 05.12
おはよう。今朝の一言です。
自らの古典を持ちなさい。渡部昇一先生が良く口にされた言葉です。
古典とは、何かにつけてたち戻り、読み返す座右の書の事です。
読書人として古典を持っていなければ、読書人とは言えない。そんなことも口にされました。
もちろんその本は、繰り返し頁をめくる、その時の経過に耐えるものでなければならない。
筆を執る者にとってみれば、厳しい関門でもあります。
松陰先生の言葉を振り返り、明倫小学校の朗唱を参観して思います。
正に松陰先生の言葉、生き方、その存在そのものが古典なのだと。
価値観の変わり続ける現代においても、輝き続ける言葉。小学生の子供たちにすれば、なかなか理解に至るには難しい言葉。
しかし壁にぶつかったり、困難に直面した時に、ふと蘇り心を励ます言葉になるのだろうと、強く思います。
『読書百遍 義自から見る』。
分からない言葉でも、百回繰り返し読んでいれば自然と理解している。様々な局面で、そうだなと思います。
いつか分かる。だから分かった気にならずに、繰り返し言葉に挑むのです。
お客様以上に、月刊CDを聴き続けて欲しいと、常に願っています。
昨日の午後はゆっくりと京都の風に吹かれていました。
軋みながら変換を続けている今、この時。歴史の声に耳を澄ます時間が続きます。
では、今日も一日ガンガン学びましょう。
投稿者: syworks 日時: 2022-5-12 | パーマリンク