2019-12-20
今日の一言 12.20
おはよう。今朝の一言です。
昨日は、コンサルティングも講演も、原稿もテキスト作成も、講演準備もプロジェクト打ち合わせも、
社員との調整も、つまり、な~んもない奇跡の一日!。
記憶の中で考えるに、この数年で久方ぶりのポワンできる日でした。
本屋に出掛けたり、虎屋でお茶したり、情報収集の定点観測をしたり。
ここら辺は、どうも仕事人間だなあと自戒をしつつ、そうだ!、鉄博にいこうと!、
梅小路まで足を伸ばしました。
梅小路機関区は東海道線非電化の時代、蒸気機関車のモデル的な機関区だった場所。
エリート機関士たちが集められ、大幹線東海道本線を支えた伝説的機関区でした。
1972年の国鉄百年を期に、当時全廃寸前だった蒸気機関車の、永久保存を目指した聖地として、
梅小路蒸気機関車館になったのです。とはいえ、動態保存の予定が、予算やら技術の問題から
ほとんどの蒸気機関車は静態保存。つまり化石としての保存になっています。
その梅小路蒸気機関車館をベースに立ち上げられたのが、京都鉄道博物館なのです。
少々、解説が長くなりました。何年ぶりでしょう。多分30年ぶりくらいのご無沙汰。
ワクワク、館内に入ったのですが…。動くことのない機関車たちは美しく装ってはいましたが、
やはり生気はなく、置物そのもの。かつては仙台機関区の花形だったC61の2号機、
函館本線山線区間の大スターC62の2号機。会津の山中で峠を必死に登ってきたC11の64号。
その動輪を撫でながら、哀愁を感じていました。もちろん、ここに保存されている姿に接する喜びはあるのですが、
かつては山野を王者の風格で走り回っていた、あの姿を思い出すと、胸がチリチリ傷みました。
私たちも、かつての栄光で回想される存在になっては、悲しいもの。
ちょっと早く、C56の汽笛に送られて梅小路を後にしました。老年鉄ちゃんの哀愁を背中に、多分、漂わせて。
宿に戻って、手紙を書いて、読書をして、庭と話して、夜は更けていきました。
さて、今日は恒例の大クリスマス会!。子供たちも来るのかな?。楽しい温かい時間にしたいですね。
私も楽しみに、仙台に帰ります。では、今日も一日、ガンガン学びましょう。
投稿者: syworks 日時: 2019-12-20 | パーマリンク