平日 9:30~17:30 TEL: 022-722-2007

Seminar Information

真の先生を育むセミナー

セミナー内容

真に子どもを育む仕事とは?
その本質を語るセミナーです。

定着させることは大事。

しかし、それ以上に育成することが大事!
働く先生の人生を応援する園を目指しませんか?

 

 

これまで、幼稚園の理事長・園長先生方には、“教育屋にはならないように”と発信してきました。
それは、幼稚園という限られた世界の中で、自分よりも弱い立場にある子どもを相手にする仕事を続けていると、「先生」は“偉い存在”という錯覚に陥ってしまうからです。
人を育む先生こそ、人格者でなければなりません。
日本は私たちが想像していた状況よりも早いスピードで少子化が進行しています。それは、園児募集をはじめ、幼稚園経営に様々な影響を与えています。

 

特に懸念していることは、幼稚園の先生が憧れの仕事として在り続けられるかということです。
幼稚園の先生は、
「大きくなったら〇〇先生みたいになりたい!」
と、志を抱いて社会に出てきます。

しかし、現在の幼稚園業界では、紹介会社を利用する採用が普及し、ついには退職代行業者を利用する方も出てきました。
自分の人生の選択を、他人に預けて良いのか…?
誰かに迷惑をかける生き方をしていないか…?
果たして、そのような事を、幼児教育の世界で許して良いのかと疑問を持ちます。

 

私たち大人の責任は、今をより良くして未来の子ども達に手渡すこと。
真に子どもを育む仕事の本質、理想の先生の姿を、皆様と共有できるお時間となりましたら幸いです。

全国各地より、志高く園の運営に携わる先生方のご参加をお待ちしております。

 

S・Yワークスでは2006年の創業以来、大変有難い事に、全国の志高い幼稚園の理事長・園長先生とお付き合いさせていただいております。

どの先生方も、自園の歴史や幼児教育に誇りを持ち、日々子ども達の教育に励まれています。そのような先生方に、いつもお伝えしている事があります。

「幼稚園の真のお客様は、20年後の子ども達である」

一見すると、そんな先の事まで分からないと思われるかもしれません。もちろん、在園の子ども達が何かできるようになることも幼児教育の一つの成果であるといえます。

それに加えて、S・Yワークスでは、20年後の子ども達が社会に出た時に、教養ある人間として自立・自律し、一人の立派な大人として生きられる人間になることが、幼児教育の成果であると考えています。

 

なぜなら、幼児教育は全ての教育の入口であり、人間の基礎をつくる大事な期間であるからです。地域の中に素晴らしい幼稚園があること。

子ども達が大人になった時に、“また帰ってきたい”と思える幼稚園があること。まさに幼稚園は、地域における灯です。

子ども達を育み、日本の未来を創る素晴らしい仕事をされている幼稚園の先生方。今こそ志高く、永続する理想の幼稚園を共に創り上げていきましょう。

※教養とは「誰かの迷惑になりはしないかと考え、行動すること」。

 

2024年6月5日、厚生労働省より、2023年の出生数は72.7万人、合計特殊出生率は過去最低を更新する1.20であったことが公表されました。2024年の出生数はさらに減少し、70万人を割り込むと予想されています。このように、幼稚園の対象人口が減少する状況は随分と前から皆さんもお分かりだったのではないでしょうか。

しかし、なぜか驚くほどに、ここ2年程で各地の理事長・園長先生方から、次のような声が多く聞かれるようになりました。

「今年は園児数が1クラス分減少しました…」
「減収〇千万円です…」

そのような声を耳にし、あれだけ分かっていた事であり、未来に一手を打つべきだとお伝えしていたのに、なぜ着手しなかったのかと不思議でなりません。

また、そのような状況の理事長・園長先生とお話していると、

「数年後には、園が無くなるかもしれない。終わっても仕方がない。」

と、経営者として信じ難い発言をする方もいらっしゃいます。

この発言は、園に通っている在園児、そしてこれまで通っていた卒園児に対して、あまりにも失礼ではないか。そう憤慨する場面が何度かありました。私はこれまで、幼稚園だけではなく数多くの企業経営者ともお話してきました。その場面では、絶対に「事業を辞める」といったお話は出てきませんでした。

もちろん、各企業には山あり谷ありの物語がありますが、日々命を燃やしながら働く社員の人生がかかっているだけに、なんとしてでも会社を守りたいとするのが経営者であると教わって
きました。

 

だからこそ、園の経営を諦めようとする理事長・園長先生が存在している事が信じられないのです。その考えに至るのは、幼稚園が補助金事業だからなのか。生意気ながらに、そんな邪道といえる疑問さえ浮かび上がってくるほどです。

 

代々、家業として受け継がれている幼稚園が多い中、

先代から受け継いだ園に理事長・園長先生は人生をかけているか。そして、未来の子ども達のために、園を存続させようとしているか。

幼稚園の理事長・園長先生は、自らに問いかけてほしいと考えています。

 

コンサルティングの場面において、幼稚園の理事長・園長先生とお話していると、なんとも不思議な事をお聞きします。それは以下のような内容です。

「先生は子どもを育めるけれど、大人(後輩・部下)を育むのは下手なんだよね。」

 

人を育むことを生業にする業界であることを考えると、子どもや大人といった年齢に関係なく、人の育みに関するプロであるため、もちろん後輩や部下の育成にも長けていると思っていました。しかしながら、幼稚園の組織のふたを開けると、「密室の女王」に君臨している先生の姿が見られ、女性同士の不仲やいじめ、悪口など、人間関係に関する問題が山積みであることが分かりました。つまり、自分よりも立場の弱い子どもの指導は得意である一方、対等に話せる大人への接し方や関わり方を知らない、関心がない先生が多くいるということです。

 

また、そのような状況を目にしても、理事長・園長先生がどのように解決して良いか分からず、現場の主張に呑まれ、現場の都合の良いように組織が成り立ってしまっている園も少なくありません。女性の面倒くさい人間関係に巻き込まれたくないとする理事長・園長先生が思った以上に多くいることに驚きました。

 

このような問題が解決できないままに放置され、職員の離職が続き、当たり前のように紹介会社を利用し、一時的な対処として誰でもウェルカムな採用をするという悪循環に突入している園が見られています。そのような状態のまま、幼稚園業界では新制度によるキャリアアップ、処遇改善が進められ、研修受講だけで給与が上がる仕組みが出来上がりました。

 

皆さんの園では、キャリアアップ研修の受講が、組織を良くすることに繋がっていると感じますか?

「研修で良い話を聞いた」

「とりあえず処遇改善がもらえたら良い」

このように形式上の受講が目立つ業界の実態に疑問を抱きます。

幼稚園の先生方は、保育スキルを高めることも大事ですが、それ以上に身につけるべき事があるように思います。

それは、「誰かの迷惑になりはしないかと考え、組織の一員としての判断・行動ができる先生」になること。つまり、先生である前に、一人の大人、女性としての「教養」です。自らの考えや行動が、誰かの迷惑になってはいないか。

そう考えられる先生で組織が満たされれば、人間関係のこじれから発生する、つまらない離職が無くなると思いませんか?

 

「良い先生が、良い園を創る」

これは、S・Yワークスがこれまで幼稚園のコンサルティングに携わる中で導き出した答えです。

幼稚園の経営の入口は、常に良い先生を育むことにあります。

全国において、幼稚園・認定こども園・保育園における痛ましい事故が起きているのを目にします。

直近では、2022年9月に静岡県牧之原市の認定こども園で当時3歳の女の子が通園バスの車内に置き去りにされ、重度の熱中症で亡くなった事件の裁判について、2024年7月4日に判決が言い渡されたことは、多くの方々の記憶に残っている事と思われます。

その裁判で判決を下した、静岡地方裁判所 國井恒志裁判長の言葉は、先生としての在り方、子どもを育む仕事の本質を考えさせられるものでありました。

 

子どもの命を守る。

そんな先生としての当たり前の役割を、地域の幼稚園は果たせているか。

「正直、どの園でも起こり得ることですよ…」

理事長・園長先生は、嘘でもそんな恐ろしいことを口にしていませんか?

世の中が幼稚園・認定こども園を観る目は、厳しくなっています。

 

全国的に、幼稚園教諭・保育士の採用は厳しい状況が続いています。

そのため、現在園で働いている先生方にはできるだけ長く働いてほしい、定着してほしいと願うような気持ちでいる理事長・園長先生が多くいらっしゃる事と思います。

そのような状況の中、S・Yワークスでは、先生の「定着」以上に、まずは「育成」が大事だと考えています。

しかし、幼稚園業界では、未だ「定着」に関心が向いているため、以下の内容に注力している園が多いことに驚かされます。

①子育てしながら働けるように保育所をつくる ※現在、新設の動きは止まる
②給与や福利厚生を充実させる
③労働時間の削減を重視した働き方改革を実施する

これらは全て、先生方の「生活の便利さ」を追求することであり、先生方が真に心から喜びを感じて園で働くことには直結しません。

最も大事なことは、先生一人ひとりの人生を豊かにできる園であること。

つまり、園で働くことに対して「憧れ性」が感じられることです。

 

 

開催概要

 

講座スケジュール

 

講師紹介

代表取締役 経営コンサルタント 佐藤 芳直
1958年 仙台生まれ。1981年、早稲田大学商学部卒業後、株式会社日本マーケティングセンター(現 株式会社船井総合研究所)入社。29歳で部長に就任後、1994年当時の上場企業中最年少で役員に昇格。船井総研二人目の上席コンサルタントとなり、船井幸雄氏の秘蔵っ子として、同社後継者に望まれていた。 2006年3月同社取締役常務執行役員を退任し、同年4月株式会社S・Yワークスを創業し、現在に至る。将来構想の立案から経営理念の策定、リーダーの在り方まで、具体的にかつ情熱をもってコンサルティングに取り組んできた。手がけた業種は食品メーカーから大手家電メーカー、卸売業、各種大型小売店、サービス業、行政に至るまで多岐にわたり、40年のコンサルタント実績は約4000社になる。近年は、特に教育関係から講演の依頼が多数あり、「より良い未来を手渡すために、どのように生きるのか」ということを大きなテーマとして講演を行っている。

 

取締役 篠田 大輔

短期的に成果を上げ職員のモチベーションを高めていく視点と時間をかけて園風を積み上げる長期的視点を両立した複眼的なコンサルティング、園の想い・保育観を伝わりやすい言葉に直して表現していくコンサルティングには定評を得ている。

 

人財創造本部 チームリーダー 堀 春菜

幼稚園・保育園業界のコンサティングに携わる。女性が働き続けられる職場、そして女性が応募したくなる職場を理念・プロモーション・制度等、多角的な視点からアプローチを行い、女性の強い組織づくりに力を入れている。

 

会場案内

 

録画配信(期間限定)

録画配信期間 ■ 2024年11月12日(火)~11月19日(火)

 

受講料

以下の2つのパターンからお選びください。録画配信も同一料金です。

①おひとり様:33,000円 (税込)
②お二人目以降:22,000円(税込)

 

ご注意事項

セミナー申込み後のキャンセルのお申し出がある場合、7営業日前の17時30分以降のお取消しは、ご参加費用の50%、当日の欠席の場合には参加費用の100%をキャンセル料として申し受けますのでご了承下さい。最少催行人数に到達しない場合には、中止とさせて頂く場合がございます。
その際には、開催日2週間前までに中止の旨を連絡させていただきます。

開催日 2024年11月5日(火)
時間 13:00~17:00
会場 AP東京丸の内
定員 50名様
参加費用 おひとり様:33,000円、お二人目以降:22,000円 (税込)

S・Yワークスの公式アプリが
遂に誕生…

スマートフォンに最新情報をプッシュ通知でお届け!最新のお知らせやセミナー情報が“いつでも どこでも”チェック可能です。

今すぐインストールする