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2024-9-26

今日の一言 9.26

 

おはよう。今朝の一言です。

 

夜噺も第三期の中盤を過ぎて、難敵「坂の上の雲」との格闘もわくわく感が増してきました。

明治という時代は武士による政権が700年も続いた香りを、豊かに感じさせる時代。

公に生きることを当たり前とし、未来へと祖国を導く気概に溢れた日本人が見事にフォーメーションを組んで国難に立ち向かっていきます。

 

その中に、旅順の攻防戦で無能ぶりをさらけ出す乃木軍幹部を、司馬遼太郎さんは厳しい筆致で言葉を尽くし追求していきました。

人間を有能、無能に峻別する事は意味のないことだと前置きしつつ、高級軍人、つまりリーダーには有能さが当たり前の資質として求められる。

その第一は叡知を広く求め、大目的を果たすためには面子に拘ることなく、臨機応変に計画をその場その場で、組み立てていく能力にあると、読み進める中で教えられます。

 

理想はあるか?、現実は変えたか?。トップセミナーの中で、30年以上伝え続けている言葉です。

危急存亡の時には、理想と現実を如何に調和させることができるか。

計画を遂行するのは大目的の為であって、計画を遂行する事が目的になってはいないか?。

時に、自分の立てた計画を、ただこなす事に近視眼になって目的を忘れてしまうこともあるものです。

 

 

主人公の一人、秋山真之は「計画は怖いものだ」と述懐していますが計画に縛られれば、

目の前の現実を勘案することなく、ただ計画を自己都合でこなすことが目的化してしまう。

戦争ではそこに大多数の命がかかるのです。

確かに怖いものだと思います。

 

次回夜噺は、「坂の上の雲」の締めの会。

思いを先人たちの心に馳せて、丁寧に読み取っていかなければと念じています。

今日は久しぶりの仙台での佐藤塾。色々とよろしくお願いしますね。

 

では、今日も一日ガンガン学びましょう。

投稿者: syworks 日時: 2024-9-26 | パーマリンク



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