おはよう。今朝の一言です。

見たり、聞いたり、試したり。本田宗一郎の言葉です。

自分自身の仕事の流儀でもありましたし、技術者のモノづくりの基本として示した、モットーでした。

俺は学歴がないから、と語りその事を看板にした宗一郎さんは、
分からないこと、突破したいことがあればどんなことも専門家に聞く事を、躊躇しない人でした。

下手な考え休むに似たり。

一日でも早く夢を形にしたい、その為には知を求めてどこまでも出かける、そして自分の目で確かめる。

その上で知を動員して部分部分の突破点を組み立てていくのです。

完成に向けて、１＋１＋１＞３へとオーケストレーションしていく。
そこに宗一郎さんの魂の閃き＝オリジナリティがあったと思います。
ではその閃きの力はどうして生まれたのか。

試したり、つまり失敗を重ねることにあったと繰り返し語っています。

モノを作るとは、失敗が99％。
その中で何を捨てるかを、選択していく。
「捨てないやつはダメだね」、井深大さんとの対談でも語っています。
試さなければ、その学びは永遠に生まれない。

私たちの仕事に置き換えれば、仮説を発信すること。
その回数が多い人間ほど自分の仮説を新説へと昇華できるものです。

手を止める、聞くことができない、直接見ることを怠る。
それではなにものをも、作ることはできないと思います。

様々な事を改めて学べた哲学研究会最終回。
学びは、発信することで新しい次元の学びへと進化するものですね。

では今日も一日ガンガン学びましょう。