おはよう。今朝の一言です。
不確実性の突破力。成功する経営者にとって最も求められる力です。

どんな時代も未来は不透明であり、環境には不確実性が溢れています。
そんな中でどれだけ大きな目標を定め、新しい未来を作ろうと走り出せるか。

戦後の日本がモノづくり大国として世界に飛躍していくきっかけは、本田技研本田宗一郎の全く無謀なチャレンジからでした。
世界最高峰のバイクレース、イギリスTTレースに出て優勝するのだ！。
敗戦から10年も経たない時に、社員にそう宣言したのです。

その時、宗一郎さんはTTレースを観たこともなく全く成算のない挑戦宣言。
レースを視察した宗一郎さんは、トンでもないまるで桁違い！、なんてバカな宣言をしたのだ！、雉も鳴かずば撃たれまいに…。
帰国の途に着いた宗一郎さんは、しょんぼりと、と表現しています。

しかしそれから７年。
夢は実現しTTレース完全優勝を遂げるのです。
世界に与えた衝撃と日本人が抱いた歓喜は計り知れないものでした。
勝因は、エンジンへの航空機技術の導入。エンジン回転数10000回転に挑み実現したことにありました。
そんな馬鹿な！、誰もが嘲笑したチャレンジで、いわばバイクレースのコンセプトを変えたのです。

哲学研究会の最終回。
本田宗一郎と井深大をテーマとしたのは、大きな目標を掲げ、その実現の方法を独自性を元に発想していく哲学にこそ、
経営の主題が籠められているからです。

さぁ未来に向けて！。その思いは届いたでしょうか。
哲学研究会を終えて、改めて思います。

経営コンサルタント企業にとっての哲学研究会の意味とは何か。
人間の未来を描く発想を、人間性価値中心主義を基盤にどのように発展させられるのか。
全21回43時間の講義に籠めた思いです。
未来に向けて、普遍的な価値を届けられたなら幸せなことです。

一つの旅を終えてさてと、新しい地図を開く。そんな心境でいます。
いろいろと応援ありがとう！。

では、今日も一日ガンガン学びましょう。