おはよう。今朝の一言です。

虫の音がまるで見事なプレリュードの様に、静静と群雲を従えて中空に歩み行く満月。

八月晦日、過ぎ逝く夏の幕を引くように、それは美しい道中でした。

ここから十五夜に向けて、お月様の話題が歳時記の主役。

どんなに暑くても、心は秋へと傾斜を深めていきます。

いつの間にか機織り虫は声を消して、蟋蟀や鈴虫が庭の主役になり、駆け足の時の移ろいに心がときめきます。

今年の夏は、ずいぶんと旅をして、皆と遊んで、様々な思索を楽しんで。記憶に残る夏になりました。

そろそろ、あの親友になった北極地リスは冬眠に入るはず。

良い夏だったと、沢山の場面を振り返りつつ長月に入れること、幸せな事です。感謝していますよ。

さてさてどんな秋にしようかと、満月と語り合いつつスケジュール表を眺めていました。

あの夏はね、ほら覚えてる？、あの年の秋に。

そんな記憶を遠い未来に思い出せる。巡る季節を一つ一つ、大切にしたいですね。

今日は人間ドック二日目。日頃の不摂生を悔いつつ、正にまな板の上の熊。

心静かに判決に耳を澄ませたいと思います。

では、心沸き立つ９月の始まり。今日も一日ガンガン学びましょう。