おはよう。今朝の一言です。

満月までの数日。とくに三日と迫ると、昔から今日の満月、そう言葉にしてしまいます。

望月はかけることなき、完璧な様。

その姿も、見事なものですが、個人的に完璧に向かうその兆しにこそ、満ち満ちたエネルギーを感じます。

満月の翌日を十六夜と言います。

それも新月に向かう兆しではありますが、やはり少し寂しげで。

世阿弥「花伝書」に言う老後の初心を語りかけるようにも観えます。盛りへと向かう兆し、衰微へと向かう兆し。

どちらにも趣はありますがまだ、盛りへと向かう勢いに身を委ねたいとの思いがあるのでしょう。

巻機山の山上に浮かぶお月さまに、様々な問いかけをしながら、昨夜はぼんやりをしようと心に語りかけました。

社長、体調は大丈夫ですか？、皆からそう気づかわれながら、大丈夫、大丈夫と答えつつ、疲れたように見えるのだろうと、自重を心がけています。

夏はとことんアクティブに、青春期から入道雲に魂入られように駆け回って、ワインを楽しんで、旅の空を楽しんできました。

その性がこの歳になっても抜けず、まあ自分で振り返ってもようやるなあと、変に感心してしまいます。

年相応になどと考える質ではありませんが、そろそろ落ち着かないと等と、大人心も顔を出すもの。

アラスカハードツアーも残り二年となれば、ライフスタイルも変わるのかもしれません。

と言いながら、今晩も極北の地図をインターネットで検索している姿に、我が事ながら苦笑してしまいます。

習い性は抜けないものですね。人生の縦軸。語りつつ、お月さまを観ながら自らの人生の絶点を考えています。

では今日も一日ガンガン学びましょう。