おはよう。今朝の一言です。

未来圏からの風。
宮沢賢治のこの言葉に、何度も何度も目を向けて心に刻んだのは何故だったのか。
そんなことを、取りとめもなく、上京する新幹線の中で考えていました。

もちろん、美しい韻律の中に出てきたこの言葉には、確かな引力があります。
この今は、より良き人間の未来へと繋がっている。
その確信を根拠なく持つ時期が思春期だとすれば、良き未来の姿を語る責任を大人は持つのだと思います。

価値観の無限に拡散するこの今、より良き未来、との言葉にやるせなさを感じてしまう心の回線をどの様にチューニングすればよいのか。
参院選へと向かう各党の言葉の中に、「人間を舐めてるな」と独り言を向けたくなるのは、一つの時代の絶望でもあるのでしょう。

若者に対して、どんな未来を語れるのか？。
それは恩送りの基底そのものです。
何を語り、何を実践していくべきなのか。
そんな起点を語り合う夏期研修会になると良いですね！。

今日は盛岡、そして花巻に向かいます。
賢治の魂と言葉を交わしたい。そんな思いでいますよ！。

では、今日も一日ガンガン学びましょう。