おはよう。今朝の一言です。
ロンリーとの出会いは、由樹一歳の夏の事。
そのはぐれ熊との出会いが、アラスカ行きのエネルギーを増殖してくれました。

命の儚さ、そして強さ。由樹の明日を案じつつ出張に出るのは、想像を超えて辛いものでした。
ロンリーはどうしているのか？その思いは由樹の未来を思う願いと重なっていったのだと感じます。

母になり、フレイジャー・テリトリーで最強の熊へと進化していくプロセスは、生きる勇気の源にもなっていたのだと、今思います。

それから30年。どれだけ多くの子供たちを育てたか。
何と言っても、抜群の育て上手。母熊の記憶もないだろうに、どの熊よりも勇敢に、優しさに溢れた育みをしていたロンリー。

消息を訊ねても、行方はしれません。

もう風になっていたのだと、心の中で理解しています。
今日も風に吹かれてきっと叫んでいるでしょう。
「おーい！、ロンリー」と。

そんな風を感じながら、今日もガンガン学びましょう。