2025-7-25
今日の一言 7.25
おはよう。今朝の一言です。
久しぶりのサンライズ出雲。お陰さまで過去へ過去へと遡る旅を、今回も堪能できました。
高校時代の鉄旅は、ひたすら夜行の旅。
宿泊費を削減する意味もありましたが、何より夜行列車の旅に、かけがえのないノスタルジーを感じていたのだと思います。
夜、名も知らぬ山間を夜行列車が行く時、遠くに小さな家の灯りが見えます。
忽ち遠ざかって行くのですが、その刹那に思うのです。
あの小さな灯りの下、家族がいて子供たちはもう眠っているのだろう。
父と母は今日の出来事、子供たちの微笑ましい一時を語り合いながらその子供の寝顔をそっと眺めているに違いない。
そんなことを考えると、無性に父や母の下に帰りたいと、涙が出るほど、駆け出したくなるほど、思うのです。
そんな思春期の私の思いを乗せて、夜行列車は夜へ闇へと、ただ駆け抜けていく。
ふと気づくと車窓は地平の向こうに輝く太陽を映し出していて、新しい一日が知らぬうちに始まっていることに、胸踊らせて。
そんな旅をどれだけ重ねたのか。それは本当に幸せな情を育む機会だったと心から思います。
サンライズ出雲の時間は、そんな過去の情緒へと私自身を運んでくれるのです。
人間は、懐かしさを求めて生きる。
正に懐かしい未来への希求こそが時代の中心軸だと気づかされます。
列車は、過去へ、未来へとまるで銀河鉄道の様に、自由自在に時空を行き来する心を乗せて。
では、今日も一日、ガンガン学びましょう。
投稿者: syworks 日時: 2025-7-25 | パーマリンク