2025-7-16
今日の一言 7.16
おはよう。今朝の一言です。
「思考の可能性は、言語能力に結びついている」。
この一節を読んだときの納得!は、忘れることができません。
つまり深い思考、未来へと広がっていく思考は、その人間の言葉の能力からもたらさせると言うこと。
言葉が乏しければ、思考も乏しくなる。
それが人間の本性だとすれば、如何に言葉を磨けばいいのか。
焦りにも似た強い思いが沸き上がってきたものです。
言葉にできたことを、人間は全て現実のものとしてきた。
あらゆる目標は言語によって表現される以上、当然の事だとも思えます。
人間が考え得る限界は、言語の限界に影響されるからです。
そして言葉は、今の社会の在り方に規定され、私たちが与えられた歴史によって作り上げられてきました。
社会を深く洞察することと、歴史を俯瞰することは同義語である。
時に発するこの言葉は、言葉を進化させるものがその二つだからかもしれません。
未来の理想を言葉にするのが、私たちの大きな仕事。
どこまでその本質を理解できているか。
ここからのSYにとって大きなテーマです。
日本人が、例えば赤=redという色を他国に無い多様な言葉に置き換えられたのは、その微細な色を認識し、更にその違いを日常に置き換え活用したからです。
そんな繊細な社会と、歌舞伎、能、華道、茶道に象徴される歴史文化が色彩感覚を鍛え、特別な言語空間を生み出してきたのです。
言葉は、必要とされるから生まれます。
それは、世界は発見されることを待っている、という事と同じです。
見つけなければ言葉にされることもない。
だからこそ、情緒感性が、大切になるのです。
言葉の時代。もう発信してから10年近くが経過します。
AI時代に人間がその存在価値を発揮できるのは、やはり思考の奥深さにこそあります。
とすれば言葉を磨かなければならない。そう思うのです。
合理ではなく非合理に見えるほどの感性や情緒を発揮して言葉を紡ぐこと。
大切にしなければね。
では、今日も一日ガンガン学びましょう!。
投稿者: syworks 日時: 2025-7-16 | パーマリンク