おはよう。今朝の一言です。
北海道の風景に思いを馳せると、鞄に入れるCDの枚数もついつい増えてしまいます。
今回は12枚のCDを選んできたのですが、ここ数が月の定番とこの季節、この土地だからこその選択の結果です。

その中に、ジョージウインストンのCDが二枚入っています。
多分、購入してから既に35年は経っていますが、旅の友としてほぼ毎日同伴してくれています。
「autumn」の発売は1980年代の初頭。
その透明な旋律にあっという間に引き込まれて梅田紀伊国屋書店のレコード売場に、向かいました。
CDが世の中に登場した頃だったと記憶しています。

ジョージウインストンが来日すると、大阪梅田の産経ホールに必ず出向いて、その好演に浸ったものでした。
winter、summer、そしてplant。
ほとんどのCDを購入していましたが、暫くはお蔵入り。
出番は年に数度になっていました。

この10年ばかり、ジョージウインストンは旅の空で聴くと特別なのだと、改めて気づく機会がありました。
空をゆく雲や、広大な原野、深い原始林、水平線の彼方に沈みゆく太陽。

魂があくがれだす、その時に静かにその魂に寄り添って時空をさ迷う伴侶。
そんな役向きを確かに果たしてくれる存在です。

考えてみれば35年以上の耐用年数をもっているCD。
心のロングセラーとも言えますね。

私たちの言葉も、綴った文章もどれだけの耐用年数を持って、時代を超えてくれるのか。
その意識を持たなければ、つまらない言葉や文章を書き散らかす事になりかねません。

心しなければ、ですね。

今日の札幌は快晴。

暑くなりそうですが、やはり北海道。
湿度は低く心地好い夏の一時です。

では、今日も一日ガンガン学びましょう。