おはよう。今朝の一言です。
６月の海外ツアーから戻る時、東北新幹線の車窓に広がる田圃は青々とした草原の風景に変わっています。

今年は例年以上の日数でしたから、一層その広がりに季節の進みを感じる帰り道でした。
無事に戻る。それは当たり前の事ですが、誰一人怪我も事故もなく満面の笑みで各々の故郷に帰られる姿をみると、毎回漸く終わったと安堵します。

何十年積み重ねてきても、それが一番の勲章なのだと毎回思うのです。

ただの体験ではなく、心に落ちた経験として未来への芽吹きになっていく時間。
あの旅での気づきと発見がこの今に繋がっている、そう語ってくれる方々との記憶は人生の宝物です。

アメリカに行くことに目的があるのではない。
国境を越え人種も違う国に行って、それでもなお心に響く何かがある。それは何故か。
時代を超えて人間を惹き付ける魅力が美にあるように、経営にも業態にも普遍的な美意識がある。
その思いが83年にスタートした海外ツアーの大テーマです。

合理の極点を生きるこの今の中に、人間の普遍的な原理を見出だすことは簡単ではありません。
だからこそのSYだと思います。

日本にも応用できる事象を探す目的のツアーは山ほどあります。
人間としての普遍的テーマを異国に探す旅は、私たちにしかできないものだと確信します。

だからこそとことん視座を高く、日頃から眼を鍛え情緒を育むことが大切ですね。
昨日もたくさんの面々が出迎えてくれて、嬉しいやら照れるやら。

幸せなことでした。感謝していますよ。

気づけば６月も数えるばかり。
視座高く、足並みを揃えて、入道雲を捕まえに。
では、今日も一日ガンガン学びましょう。