2023-6-14
今日の一言 6.14
おはよう。今朝の一言です。
同じ花を見ていても、全ては各々の主観を通してのもの。決して同じ色や形に見えているわけではない。
先天的に、花らしいとか、葉っぱらしいと、フワッと認識はできる感性を人間は与えられていて、直観として、それらしきものだと思うものである。
週末は、哲研。今回のテーマは、難題中の難題、カントです。
純粋理性批判という不可解な一冊を手に取り、複雑怪奇な表現と語彙に唖然としたのは17歳の時。
ただ幾つかのセンテンスは心に残りました。
客観などあるのか、ということ。
理想への憧れが理念を生み出すが、そこに向かう事が大切なのであって、決して辿り着くことはないこと。
道徳とは誰にとっても普遍的なものであり、それに従う事を自由ということ。
改めて読み直してみると、未だに頭の片隅にある懐かしい思考に出会えます。
哲研で様々な哲学を学び直していると、自分の思考に刻まれている、様々な言葉や思索に再会して思うのです。
自分などない。果てしなき流れの中で生まれてきた、人間の情知意の受容体が私たちなのだ。
その認識こそが、私たち人間の正当性です。
梅雨らしい日々。心楽しく過ごしたいですね。
では、今日も一日ガンガン学びましょう。
投稿者: syworks 日時: 2023-6-14 | パーマリンク