おはよう。今朝の一言です。

「私の使命は一人ひとりに個人として仕え、一人ひとりを人間として愛することです。
私の頭のなかには群衆としての人間は存在せず、一人ひとりとしての人間のみ存在します」。
インドカルカッタで路上生活者、ハンセン病、極度の栄養失調から肺病に至り、道端に伏して死を待つ人々の救済活動を始めたマザーテレサ。
その活動には当初から、無駄だ、無意味だとの批判がつきまといました。
無限に当時の1000万人都市カルカッタに流入してくる難民。
圧倒的な貧困と病。
大海の一滴との揶揄、そして嘲笑の中でマザーテレサとその仲間たちは一人ひとりに仕える、その信条で活動を続けました。

「大海といえども、一滴がなければ生まれない」。
その言葉を聞いたのは、90年代の頭、マザーテレサが亡くなる直前でした。
群衆としての人間は存在しない。
確かにそうなのです。
人間は常に一人ひとり。
群衆、大衆、ペルソナ、等と言う単位で括られるものではないのだと、意を強くしたものでした。

大衆から個衆、そして個別対応。
その論点をコンサルティングの基本としていた日本の若いコンサルタントに、経営と生き方の一体性を確信させてくれる言葉でもありました。
それから35年以上が経ち、改めてマザーテレサの生き方を学ぶ。
それは人生の人生足る所以を心に刻む、大切な時間になりました。

学び。
それは永遠の魂の鼓動ですね。

さて今日は北陸に向かいます。
関東甲信越は梅雨入り。
東京は正に梅雨空そのものです。
ちょいとつつけば、雨が落ちてきそうですよ。

では、今日も一日ガンガン学びましょう。