2025-5-30
今日の一言 5.30
おはよう。今朝の一言です。
95年頃、遠藤周作さんが書いた「深い河」を読んだのは、梅田紀伊国屋書店で偶然手に取ったからでした。
タイトルに惹かれ、パラパラページをめくると、生活と人生という対比が眼に入りました。
仕事の中に人生がある。
それは今も変わらぬ考えですが、人間の原理は生成発展にこそあり、その方法は利他に徹し誰かの喜びを創造し続けることにある。
そんな思考を深めている頃でした。
生活に埋没することなく、より良い人生を生きる為には学び、成長し創喜者であり続けることと、語り出した頃でもあります。
人生を生きる。
それは何時かきっと出会うに違いない生まれてきた「役割」を真摯に求めて、学び続ける道なのだと自覚し部下に語り、一日一日が確かな人生の軌跡だったと振り返る大切さを説いてもいました。
例えば、何本も同時並行で進むプロジェクトに徹夜が続く。
なんでこんなに…!、と思うことは茶飯事です。
しかしそのプロジェクトは、誰かの喜びを、夢を叶えるもの、誰かの人生を実現するSTORYなのだと思えば、消えかけていた情熱もワクワクも蘇ってきました。
誰かの夢を叶え続ける人生。
誰かの人生にエネルギーを贈り続ける人生。
それは幸せな人生に違いない。
酒を呑んでいる時も、報告書を書いている時も、生活に疲れて違う人生に転身しようとしている部下に向かう時も、語り続けきた言葉です。
心にスッと入り込んできた生活と人生、その言葉の対比に惹かれたのでしょう。
深い河を買って、翌日の新幹線で読み始めた時の没入感は今でも鮮明に覚えています。
人間学研究会の次のテーマは「マザーテレサ」。
キリスト教の思想と日本人的思考の接点を語ろうと思っています。
自然と深い河を再読している自分は、30年前の自分と対話している気分になります。
学びは、人生の中でスパイラルに交差しつつ深まる。
面白いものですね。
では、今日も一日ガンガン学びましょう!。
投稿者: syworks 日時: 2025-5-30 | パーマリンク