おはよう。今朝の一言です。

五月の萩は、空も山も海も、輝くように美しい。

美しい故郷は、美しい言葉を生み美しい言葉が、美しい心を育む。

早朝の萩は、朝霧に包まれ、お日様が昇るにつれてピンク色に染まり、城山が徐々に姿をあらわして。

今はすっかり初夏の輝きに満ちています。

学は人たる所以を学ぶなり、塾係るに村名をもってす。松陰先生は松下村塾記にそう記しました。

自分の拠り所は何か、自身の立ち位置を深く自覚し、そこから志を立てて行く。

まさに故郷は自分を育み、心を形作ってくれた存在です。

名をあげ故郷に生きた証を残す事こそ、人間の志の土台であると、松陰先生は語ったのです。

萩城の将に大いに顕れんとするや、其れ必ず松本の邑よりはじまらんかと。

少年たちは、その言葉にどれ程目を輝かせたのか。

松下村塾の講義室に座り古の声に耳を澄ますと、明るいざわめきの中に、吹き上がってくるエネルギーを感じることができました。

昨年の冬期研修から半年、あの時の感激をこの今の力に換えられていますか？。

忘れる事なく、人たる所以を追及してくださいね。

では今日も一日ガンガン学びましょう。