2024-2-20
今日の一言 2.20
おはよう。今朝の一言です。
昨日の哲学研究会は、昭和の哲学をテーマにしました。
私的な感情を許してもらえるなら、父の哲学を遡上する時間になったと思います。
先の戦争に、職業軍人として参加し、敗戦の奔流に絶望し、自らのアイデンティティを失ってしまった世代です。
何を自らの論理とし、納得とし戦後復興に邁進し得たのか。
その思いに時に粛然としながら準備を進めた数日間でした。
私たちの父の青春。命を懸けて日本の永劫を守ろうとし戦いに参画したことをトラウマとし続け、
それでも戦後の経済成長を主導した意識の複雑さ、葛藤を垣間見る哲研になりました。
思うことがあります。
私たちの父母は、充たされなかった自分達の青春期を子供たちに託すことを夢見たのだと。
正に恩送りの思想で先の戦争の戦死者に懺悔しようとしたのだと。
月末の恩送りセミナー。正しい世代意識を持って論じてくださいね。
改めて、哲学研究会という時代を超えて幻想の世界を駆け回る場を持てていること、皆に感謝です。
もちろんその主体は、参加して下さる会員一人一人の真摯さにあります。
終戦直後の哲学的混乱を真に理解しつつこの今を論評しているのか否か。
真摯に問い続けたいテーマです。
では、今日も一日ガンガン学びましょう!。
投稿者: syworks 日時: 2024-2-20 | パーマリンク