おはよう。今朝の一言です。
日本酒業界はピークの1975年からみて生産量は75％減少し、蔵元の数は45％へと淘汰されました。
ある意味、国酒である日本酒がここまでマーケットが縮小し、業界全体が危機にある時に、どうやって存続の方策を建ててきたのかは、大きなケーススタディです。

昨日の後継者育成学校は、福井県永平寺町「エシコト」での開催。
大きな学びを生徒たちは得たのではないかと思います。

人生にも、経営にも、ここが切所と言える瞬間があります。
一生のなかで、一度か二度。
ここで足の運びを誤れば、奈落の底に落ち命を失うであろう瞬間です。

その時に「この選択でダメだったら諦めよう」、そう覚悟を決めて一歩を踏み出す。
右に逸れても、左に逸れても待っているのは遥か彼方の谷底。
その時に、覚悟の大元になるのは、正しいと思える道筋を歩んでいる確信と、描いている未来の理想、そこに至るまでの鍛錬。

スッと見える「生き筋」を一気にトレースする強さを、その時に至るまでの人生が支え、切所を越えた後の喜びへの期待が与えてくれる。
一つの企業の生き様が教えてくれた一事です。

日々、理想はあるか？、現実は変えたか？、
その自問を重ねることが、人生を豊かにしてくれますね。
師走も半分が過ぎました。
理想へ向けて、今日も一日、ガンガン学びましょう。