おはよう。今朝の一言です。

アメリカ人がニューヨークで造った日本酒が、いよいよ来春日本に輸出される。

それは一つの画期です。

昨日は「ブルックリン藏」を訪ね、責任者のブライアンと懇親の場を持ちました。

20年来、八海醸造南雲二郎社長は「アメリカでアメリカ人が日本酒を醸して、

初めて日本酒はアメリカに受け入れられると考える」。そう語っていましたが、

そのヴィジョンは現実のものとなっています。

理想はあるか、現実は変えたか。

理想を掲げることは、生半可な知見では難しいものです。

とことん考え抜き、誰もが観ていない雲の彼方を思い描く。

そして現実を強い意志の元に変革していくこと。

その両軸が新しい世界観を生み出していくのだと、改めて実感した一日でした。

ブライアンは、今年の八海醸造全社大会で講演を聞き、

日本語は分からないのだが何を伝えたいか、何を大切にしろと言っているか明確に理解できて、

心の底から感動した、と言ってくれました。

「すごい話を日本で聞いた！、とたくさんのアメリカ人に語っているんだ！。

本当にニューヨークで会えるなんて最高に幸せだ！」、

会った瞬間の強いハグに、その思いが籠められていました。

言語を超えて、思いの波動は繋がっていく。その一事に心が震えます。

一時一刻一つの出会いを丁寧に、大切にする大切さを改めて心に刻む再会でした。

さてニューヨークの視察も残すところ二日。

未来への道標を深く心に抱く時間にしますね。

では、今日も一日ガンガン学びましょう。