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2022-11-25

今日の一言 11.25

 

おはよう。今朝の一言です。

 

伝統には築き上げられてきた理由が存在するものです。

 

その伝統を、合理性の名の下に変更していけば、そのものの本来の価値が薄れていくもの。

 

そんな現実を数多く見てきました。

 

ジャパニーズウイスキーが、世界五大ウイスキーと称され、屈指の人気を誇る存在になるとは、80年代のウイスキー暗黒期には想像することもできませんでした。

 

私自身社会人になってから、アイラモルトに惹き付けられ、ジャパニーズウイスキーに目を向けることもなく、

 

その繊細さを個性の弱さと捉えていました。

 

そもそも水割りという日本固有の習慣に馴染めないこともその理由の一つ。

 

食中酒として日本のウイスキーは進化し、スコッチやバーボンとはその成り立ちが違うのは当たり前です。

 

その繊細さや、香りの奥深さは、サントリーやニッカがスコットランドの伝統的技術を、

 

合理性の誘惑に負けず、敢えて非合理を選択してきた結果である。

 

SUNTORY名誉チーフブレンダー輿水さんの当事者としての言葉には、価値創造の本質があります。

 

思い出してみれば、ニッカの竹鶴21年を初めて口にした25年ほど前の衝撃が、ジャパニーズウイスキーへの憧憬の扉を開いてくれました。

 

山崎18年の凄み、響21年の繊細さ。当たり前のように、普通に呑めていた頃を懐かしんでも、

 

当面そんな奇蹟のような日々は戻らないようです。

 

少しずつ、ちびちびと、手元のジャパニーズウイスキーを楽しむ夜。それも時代の一コマですね。

 

輿水さんと、ウイスキーの昔話をしながら秘蔵のジャパニーズウイスキーを頂く一時は、格別の時間でした。

 

今日は博多に向かいます。大阪は快晴。楽しみな道中になりそうです。

 

では、今日も一日、ガンガン学びましょう。

投稿者: syworks 日時: 2022-11-25 | パーマリンク



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