おはよう。今朝の一言です。

エーゲ海の最大の海の要塞。それがシシリア島でした。
様々な宗教が入り乱れ、シシリア島を制することが、中世の大きな覇権を握ることに繋がったのです。
シシリア島の複雑な地層は、正にマイクロクライメイト。
エトナ山の溶岩流が造った地層と、海洋性気候、そしてこのシシリアにすむ人たちの気性が様々な世界的産物を生み出しました。

もちろんシシリアワインはその象徴で、昨日も素敵なワイナリーとの出会いがありました。
エトナ山の北側、標高650mの冷涼な気候が造り上げた、ジローラモ・ロッソワイナリーは、こんな機会でなければ絶対に行けない場所にありました。
人間もワインもそうですが、ファーストインプレッションほど大切なものはありません。

ティスティングの最初の白ワインは、そのテロワールを存分に主張する健気さがあるものでした。
初冠雪のエトナ山は惚れ惚れするほど美しく、この地にいれる幸せをとことん感じることができました。

夜は、追憶のロマンの地、タオルミーナに。

これほど美しい場は想像できない。
20年以上の時を越えて、改めてその思いに浸っています。
多分、君たちの想像のらち外に在るほど、美しいのです。

今日も、エトナ山を観ながらの旅を続けますね。
では、今日も一日ガンガン学びましょう。