2022-11-2
今日の一言 11.02
おはよう。今朝の一言です。
夜噺は、若い時に、今に至る思考を創ってくれた本を、個人的な視点で語る会です。
第一クールは、司馬遼太郎に問う!、そんな生意気なテーマで、峠、花神、21世紀を生きる君たちへ、この三冊を全六回で読み合っていきます。
峠を終えて、11月からは、花神。幕末の奇跡の一つと言って良い、村田蔵六、大村益次郎の生涯を俯瞰していくのです。
時勢、そして運命。一介の田舎医者、士ですらなかった村田蔵六が、官軍の最高司令官になっていくプロセスには、時勢の怖さ、そして運命の緻密な運行への畏れをすら感じます。
改めて、10代に読み、感動した物語を耽読する。その体験には、大きな意味があるものだと、思っています。
当たり前の事ですが、見逃していた機微や、感じ得なかった歴史の息吹に引き込まれていくのです。
時勢、つまり時の勢いが作り出す渦の求心力と、運命が生み出す奇跡の交差の中にこそ、歴史の真実がありますね。
私たちの仕事にも、時流適応と原理原則の複眼的思考が強く求められます。
その中で、時代の頭を、常に見定めること。その能力は何よりも大切なものです。
夜噺。決して懐古的にではなく、新しい深い学びを私自身にもたらしてくれています。
人生の機微ですね。
今日はすっかり冬気配の札幌へ向かいます。
今年初のコート姿です。
冬季研修まで二日ばかり。学びの目的を各自定めて、西へと向かってくださいね。
では、今日もガンガン学びましょう。
投稿者: syworks 日時: 2022-11-2 | パーマリンク