2024-11-1
今日の一言 11.01
おはよう。今朝の一言です。
11月の1日は例年通り伊勢の海を眺めながら朝を向かえました。
歳を重ねると一年が恒例に従ったルーティンで埋められますが、新嘗祭の月の朔日に伊勢に居る月並みは、有難い事です。
人間の営みとは、何を志向しどこへ向かうのか。
その未来からの問いかけに対する普遍的答え、その雛形が伊勢にあると、若い頃から考えてきました。
二千年にわたって日本人の尊崇を受け続けてきた地。
絶えることなく一日も欠かさず続けられる神事に籠められた根源への思い。
畏れの感情が人間を人間足らしめたと思いますが、その何ものかを私たちは感じとることができます。
ニュートンが落下するリンゴを見る遥か以前から、万有引力はあった。
ニュートンはその大いなる真理を、思い出したに過ぎない、と講義で聞いたことがありました。
確かに私たちは、世の仕組みも、世を動かしている真理も、まるで自分が発見したように錯覚しますが、
それは発見されるべく潜んでいたもの。
そして潜在意識はその事を大昔から知っていたのです。
私が、私がと言いたがるのが人間ですが、普遍的な定理も原則も思い出し、再発見したものに過ぎないのだ。
伊勢神宮を訪ねる度に心する真です。
その真摯さを失ってはいないか?。
手を合わせ、心からの問いに心耳を傾ける一時。
それはかけがえのない、時間ですね。
さて今年も二ヶ月を残すのみ。
年の初めの決意も決心も追い越すまでのタイムリミットは数えるばかりです。
霜月の始まりに当たり心を自分に引き寄せて、対話をする一日にしてくださいね。
10ヶ月前の自分に負けていないかと。
では、今日も一日ガンガン学びましょう。
投稿者: syworks 日時: 2024-11-1 | パーマリンク