2025-10-6
今日の一言 10.6
おはよう。今朝の一言です。
いよいよ始まったトップテキスト作成。
万全の体制で、誤字0を目指す覚悟も伝わってきます。
初日は例年より少し早めに筆記を切り上げて、暫し名残の虫の声を楽しみました。
初日は24枚ばかり、それは視察の中での共感を記すエネルギーの奔流。
そんなことを思いつつの初日でした。
最終視察店舗は、二日続けての虎屋赤坂。
菓子は文化である。赤坂で感じる凛とした空気の中、改めて囁きが聞こえてきました。
端正とか、凛としたとか、精神性とか、そんな安易な表現を拒絶するような厳しさとお客様への丁寧な親和性は何処から生まれて、均衡しているのか。
そこに思いを巡らし、手を止める一時が続きました。
日本に虎屋が、六花亭がある幸せを感じながら、未来への意志を言葉にする一日でした。
テキストを書き始める初日の朝は随分と早く目覚めます。
ベッドの中に留まりテキストの書き始めを反芻する時間を取ることにしています。
その時、ほんの一時深い孤独感に襲われるのです。
皆が心を整え準備万端待っているオフィスにテキスト草稿を送る。
そこまでの時間は、誰が何を言おうと私自身の言葉と向き合う時間。
誰もそこには関わることもできず、相談することもなく、自分一人での心の旅が続きます。
10時に原稿を送信した時に、初めて皆との関わりを取り戻した!、と感じるのです。
そこまでの思索は当たり前ですが独立独歩。
42年間続けてきた行脚のような一時で、毎回訳もなく孤独感の虜になるのです。
地図もない見知らぬ国へと長い旅に出る朝と、同じような心境だなと苦笑いしなが
ら、一人旅への一歩を踏み出す。
その先に、物事の本質への扉が開くのだと感じます。
トップテキスト作成初日、トップメンバーとのワインタイムは孤独感の先にある小さ
な喜びの一時、一気に新たな創作の感覚が研ぎ澄まされます。
正にトップテキスト作りは、一年間の思索を昇華させる機会。
体力を消耗しつつも過去と未来への一人旅に、様々な言葉を発見する楽しい旅です。
さて佳境のテキスト二日目。
どんな言葉が生まれてくるのか楽しみに、真っ白い一枚の紙に向き合いますね。
いろいろと、よろしくお願いします。
では、今日も一日ガンガン学びましょう。
投稿者: syworks 日時: 2025-10-6 | パーマリンク