おはよう。今朝の一言です。

先ほど帰国し、仙台に向かっています。

黎明の日本の空はたたなずく叢雲に覆われていて、その雲間に顔を覗かせた太陽は、神々しい姿でした。

ナショナリズムと、キャピタリズム。

資本主義が成熟するプロセスは、人間の本性を失わせ、人間をプロトタイプ化するものだと日々感じたベトナムでの五日間でした。

人間が集団で生きる特性を身につけ、都市を作りより大きな集団化によって国家が生まれる。

統合、併呑の繰り返しは、戦いの歴史そのもので、その戦いの物語が強いnationalismを生み出すことになりました。

グローバリゼーションは、国家＝ネーションの枠を破壊しつつ植民地時代に至り、大量生産の仕組みが産業革命に至り、蒸気機関による移動革命は力による経済拡大を加速させたのです。

この現代において、戦争の絶えることはありませんが、民族意識を融解しつつIT資本主義が情報後進国を意識占有していく。

それも静かに進む心の戦争なのだと、強く認識する日々でした。

私たちの未来、私たちの幸せ。その在り方をコトバにしなければと、駆け出したいほどの危機意識が渦巻いてもいます。

とは言え、ベトナムでの五日間は、本当に素晴らしい天気と理想とすべき人間性に包まれた、記憶に刻む時間になりました。

必ずまたここに！、その思いでベトナムを後にしました。

日本も美しい秋の光。この美しさは、格別な宝物ですね。

会議でみんなに会えること楽しみに、北へ北へと疾走しています。

では、今日も一日ガンガン学びましょう。