おはよう。今朝の一言です。

薄紅葉。
この風情を教えられたのは、大学生の頃でした。
古今を読み込んでいる時に出会って、その言葉の美しさに暫し一句に釘付けになったものでした。
枯紅葉は知っていましたが、やはりこれから深紅の姿に変わる刹那を言葉にした薄紅葉。
黄色や透明な緑色、そしてほの紅の見事なグラデーションが
ありありと目に浮かんだ一時を、狭い下宿で過ごした事を思い出します。

上高地の数日間、あの時の薄紅葉を再体験する様な淡い秋色に、染々とする時間を過ごしました。
これから数日は日本中で高温の予想です。
紅になることなく散り散りになってしまう紅葉も、多いのでしょう。
それもこの一年の表層。
来年は唐紅の紅葉葉をね、と秋空に語ることも人生の一時。
やがて、への希望そのものですね。

お陰さまで様々なメンバーと時を共にできた上高地。
間も無く山から下りますね。

では、今日も一日ガンガン学びましょう。