おはよう。今朝の一言です。

「ベトナムは今、青春期への扉を開け放ち、確かな歩を踏み出している」。30年前の自著にそう記しました。

それから30年の時が過ぎ、ベトナムは壮年期の真っ只中を疾走していました。

溢れるような、いや、煮えたぎるような熱気は相も変わらず、

しかし、ホーチミンの街はまるで一昔前のニューヨークブルックリン地区の様に、お洒落で多国籍感に満ちた国際都市の様相を魅せています。

もちろん、30年前からの10年間は未だ癒えぬベトナム戦争からの復興で国富の循環が生まれた事でしょう。

そこからは、外資に魅力的な国民性、勤勉さと貪欲さを発揮しつつ、アジアの時代の寵児として、これだけの発展を遂げたのだと、思います。

壮年期の真っ只中で、疾駆するこの国はどこへ向かうのか。

技術輸出国家への変転か、GAFAを中心としたIT企業の草刈り場か。

圧倒的な熱量を感じつつ、南支那海の風に吹かれて暫し思いに耽っています。

国の発展と民族主義を両立させる難しさが際立つこの今。

ベトナムの白日夢のような変化が、良き未来に繋がります様にと、祈るような思いで、ホーチミンを後にしました。

考えていた以上に、思索が深まる時間を過ごしています。

今日は、少しぼんやりできる時間もありそうです。

更に未来の国のカタチに思いを馳せる時間にしたいと思っています。

では、今日も一日ガンガン学びましょう。