おはよう。今朝の一言です。

一冊の本との出会いが、人生の道行きを変えることもある。
よく言われることですが、自身の実感でもあります。

中学生になったばかりの頃、近所の本屋さんで「日本の蒸気機関車」という一冊の本を見つけたあの一瞬。
今の人生へと一つの道がスッと、拓けたのだと思います。

もちろん今に至る趣味である鉄ちゃんへの道もそうですが、何処かに眠っていた旅心が心全体、あちらこちらに芽吹いたのです。

時刻表を読み込み地図を眺め、峠路を空想する。

深夜勉強の手を止めて遠くから聞こえてくる夜汽車の汽笛に耳を澄まして、その旅路を思って沸き立つ情動に身を任せたり。

今の天職への道も、間違いなくあの一冊が導いてくれました。

何処に行っても少なからず既視感がある。

なぜこんな小さな町の事を知っているのか？、そう問われることも再三で、お客様との距離感が一気に縮まるのです。

不思議なもので、駅弁を主業とする企業とのコンサルティングまで何社も繋がりました。

あの一瞬。そこに一冊の本があったこと。

それは正に未来からの要請だと思えます。

確かにその一冊はまるでスポットライトを浴びるように輝きながら、手招きをしていたのです。

人生にはここを逃すな！、そんな一瞬があります。

神様からの微笑み。不意にやって来るその一瞬に気づける自分でありたいと、願っています。

今日は内定式。新しい仲間を迎える心嬉しい一日ですね。
では、今日も一日ガンガン学びましょう。