2020-10-16
今日の一言 10.16
おはよう。今朝の一言です。
秋が深まり、小松島の庭も随分と秋色に染まってきました。
虫たちの輪唱も、すっかり疎らになって、冬への扉がちらほら見えてきたようです。
諸行無常、もののあはれ、侘び。日本人の感性の中心は、移り行く季節への感慨にあると思います。
春から夏に向かう躍動感、夏から秋に向かう寂寥感。
程度の差はあれ、私たちに共通する思いは、何千年の歴史単位で受け継がれ、言葉にされてきたものでもあります。
先日、若手への手紙講座で、古今和歌集を手もとに置く大切さを伝えましたが、その完成から既に1115年が経ちます。
それでいて、その31文字から心に届く思いを、私たちは受け止めることができる。
これは、素晴らしいことなのです。
何人かは、早速購入し、座右の書にしてくれている様子。その動きの早さも、嬉しいことです。
講演機会が成長の度合いに伴って、高度になる私たちの仕事。
言葉を磨く意識は何よりも大切ですが、まずは季節に対する感慨を独り言にすること。意識してみてくださいね。
では、今日も一日ガンガン学びましょう。
投稿者: syworks 日時: 2020-10-16 | パーマリンク