おはよう。今朝の一言です。

140円代の円安が続き、10月になるや値上げのラッシュ。生活不安が芽生えだしているように、強く感じています。

一方では、ビックマックの価格は世界最安値。日本は、こんなに貧しいのだとの論評も多く目にします。

日本は70～90年代の世界最高の経済的繁栄を経験し、物的欲求は究極まで高まりました。

その後のデフレ下では、経済的欲求、物的欲求から精神的成長、心の豊かさへの欲求へと日本人の指向性は大きく変換し続けています。

世界のインフレ率の高さから見れば、日本は未だ低いインフレ率で押さえ込めているのも、節約や社会的使命に重きを置き、生活者の利益を考える経営者が多いからだと観察しています。

ある意味、日本の社会資本の分厚さが、日本の暮らしやすさを相互に助け合っているのでしょう。

物価の安定は一つの理想でもあります。

もちろん世界的食料不足、エネルギー価格の不安定化、地政学的な危機を考えれば、その環境がいつまでも維持されるとは思えません。

賃上げに基づいた緩やかな物価の上昇がこの近々のテーマであることは、間違いありません。

それにつけても日本中を巡るなかで強く思います。世界が憧れる、日本の圧倒的社会資本の強さを大切にしなければ、日本の未来は描けない。

各々の業種、日本人一人一人が、公人としての意識をどこまで高く磨けるかが、何よりも大事なことですね。

今日はオフィスに戻ります。みんなの顔を観ること、楽しみです。

では、今日も一日ガンガン学びましょう。