おはよう。今朝の一言です。昨晩は第一期夜噺の最終回。村田蔵六＝大村益次郎の生涯を追うなかで、人間の理想の在り方を熱く語る時間になりました。人間は一つの器械である。時勢の中で求められる役割に、無私の心で挑む。人間の劣化は、すべての行動に、利と名を求めるところから生じるのだと教えられます。ただ目の前の役割だけを見詰める。私欲から離れ、志をエネルギーに自らを器械として、駆動させる。器械というと、味気なく感じるかもしれませんが、私たち一人一人は社会をより良くする意志を持った歯車に他ならないと思うのです。その歯車は、意志を持ち、自らの長所を楽しみ、常にmakebetterを生業とする歯車です。私利私欲から離れて、自らの役割に忠実であることは、日本の歴史を俯瞰する中で日本人の大きな美点であると気づきます。熱気溢れる夜噺の場。そこには、確かに村田蔵六も緒方洪庵も、そして司馬遼太郎さんも座っている、その気配を感じました。時を超えて、歴史に生きる偉人たちと対話をする。夜噺の準備には大変な時間がかかりますが、読書人としての喜びそのものだと思います。熱中して、メモを取ってくださる夜噺メンバーに、心から感謝しています。

さて昨晩は、國分さんの無事出産の吉報も届きました！。暁斗君、3500gの快男児。未来を共にするSYファミリーの誕生を心から祝いたいと思います。

では、今日も一日ガンガン学びましょう。