2018-8-16
今日の一言 08.16
おはよう。今朝の一言です。
墓地が好き。そう言うと、のけぞる人たちが沢山いそうですね。
墓石に刻まれた、墓銘誌を読むこと。多分、10歳くらいからの、隠れた趣味だったと思います。
墓石には、亡くなられた方の命日、戒名が刻まれていて、その一行の中から、
読み取れる人生を遡上する事が好きでした。特に、福島の父方の墓地には、
日華事変から大東亜戦争で戦死した先人たちの墓が多くあり、戦死に至る戦歴を、
飽きずに読んでいたものです。
そこには、一人の人間の悲しみや、思いの丈が聴こえてくるように感じます。
昨日も、一人福島の佐藤家の墓に詣り、子供の頃から親しんだ墓石や墓銘誌をふわりふわりと、
訪ねていました。何時も、目が釘付けになるのは、1945年8月18日にシュシュム島で、
ソ連との闘いで亡くなった方の墓銘誌です。
終戦後、無体なソ連の進行に敢然と戦った兵士たち。その物語は、知られていない、歴史の真実です。
ソ連の北海道進行の野望は、シュムシュ島での日本軍の優勢な闘いの前に、打ち砕かれます。
とはいえ、終戦後、祖国の防衛のために戦死した兵士の親は、無念だったに違いありません。
その死によって、いまの日本がこのように保たれたと語っても、子を失った親の思いには、
果てしない距離があるはずです。そんなことを、蝉時雨の中、時空を旅しながら考えていました。
人間の命。その命が語りかけてくる真実。どんな時も、その声に耳を澄ますことのできる魂で居たいと、
感じた一日でした。では今日も一日ガンガン学びましょう。
投稿者: syworks 日時: 2018-8-16 | パーマリンク