おはよう。今朝の一言です。

今回の旅では、幾度となく、１００年という言葉に出会いました。

継承すべき事があるからこそ人間なのだと、改めて感じています。

ハーランエステートでは、２００年構想に基づいて、ワイン作りの未来を描き続けている、その深い事実に心が震えました。

ボルドーという目指すべきワイン品質に追いつくには、１００年かかる。

更にその先へと歩を進める為にはもう１００年。

代を超えて追求すべき経営目的、人生目的を持つブランドの清々しさ。今回のナパでは強く感じました。

コロナが教えてくれたこと。人間社会の儚さ、人間の夢の愛おしさ、そして人間の存在意義。

人間は、心の中心にあるノスタルジーを求めて旅に出るものだと思います。

そのノスタルジーの正体とは、人恋しさなのでしょう。

遥かな旅を一生続け代を重ねてきたホモサピエンスにとって、同じ夢を観ることのできる同志との奇跡的出会いこそ、その目的だったと思えます。

そこに宗教の萌芽も、言語の発達も、そして何より創造力の源泉がありました。

民族も国家も、その創造力の元に生まれてきたと、人間の心は知っているはずです。

時を超えて、求める事。いや求めるべき事。

今回の旅で深く考え、学んだと感じています。

旅の最終日、心を開放して、旅を振り返る時間を過ごすことにします。

では、今日も一日ガンガン学びましょう。